ゴキブリ以下の卑怯極まりない亀田家!

 10月11日のWBC世界フライ級タイトルマッチ内藤大助vs.亀田大毅の試合をその日に録画で見た。

 試合前から亀田は、内藤を「ゴキブリ」と罵り、「負けたら切腹する」と豪語した。試合前の舌戦はK1などでもいつものことなので特に何とも思わないのであるが、この亀田家だけは別である。要するに試合前の舌戦は、試合を盛り上げるためのパフォーマンスであろう。しかし、亀田家の言動はこのパフォーマンスの領域を超えている。それは試合時の敵意丸出しの親父の態度に表れている。

 試合は12R全て内藤の圧倒的な優勢で、亀田は防御姿勢でただひたすら前に出るだけの馬鹿の一つ覚え。亀田は試合中に何度も首をかしげて何かおかしい、自分の思い通りにならないと言う雰囲気。亀田は内藤の足を使った動きについていけないばかりでなく、途中から作戦の変更も出来ないレベル。最初から最後まで防御を固めて前に出るのみ。こいつあほと違うか? 12R、最終ラウンドでは、自分のレベルの低さに自分自身あきれて自暴自棄になったのか、内藤を抱え上げて投げ捨てる始末。完全にプロレスになってしまった。当然、レフェリーから減点1点を通告されるが、再度、同じことをして結局3点の減点。ここで完全に亀田はボクシングを放棄した。見ていて、ボクシングも完全に地に落ちたと思った。プロレス、K1やプライド等の格闘技よりもボクシングは格が上だと思っていたが、亀田はボクシングをプロレス並みのくだらない見世物におとしめた

 さて、それを実況中継していたTBSの解説者は亀田をどう評価していたか。「亀田の前に出る圧力は凄いですね」とか亀田の反則で内藤の右まぶたが切れていたのであるが、「内藤の傷が再び出血すれば、亀田のテクニカルノックアウト勝ちですね」とか、実際の試合状況とは全く異なる頓珍漢な中継。このTBSの中継に対しては、視聴者から亀田びいきが酷すぎるとして1500件ほどの抗議があったらしい。この時の実況担当アナはスポーツ担当の新タ悦男(33)、解説は元WBAスーパーフライ級王者の鬼塚勝也(37)と元WBA世界スーパーバンタム級王者の佐藤修(30)とのことで彼らの常識を疑う。

 自分のような素人には分からなかったが、この試合では、内藤も言っているように亀田家による執拗な反則行為が継続して行われていたらしい。大体、スポーツ新聞を買うことは無いが、今回は内藤の言い分を確認するために13日付日刊スポーツ新聞を買った。それによると反則の内容は
@サミング(目をグローブの親指部分でえぐる)
  内藤は赤く腫れた両目周辺を触りながら「赤いのはパンチじゃないですよ。全部サミングの反則なんですよ」と言っている。クリンチ時、押し倒された時に、グローブで両目周辺をぐりぐりとえぐられたという。
Aローブロー(太ももをたたく)
Bエルボー(肘での打撃)
Cスリップダウン時の攻撃
D頭突き(別のニュース情報から)
Eホールド(別のニュース情報から)

 その他に父親史郎のレフェリーのルール説明時の威嚇。この史郎は過去にもレフェリーへの猛抗議でJBCから2度の厳重戒告処分を受けている。さらに許せないのが、父史郎が「玉、打ったらええねん」と内藤の股間を狙うよう指示したり、11回開始前には興毅が「ひじでもいいから目に入れろ」と話す声も記録されているらしい。実際にテレビ映像でローブローの映像が確認されているので、亀田大毅は玉も狙ったのではないか。エルボーもやっているので、実際に目を狙っていたのではないか。

 興毅は「あれは亀田家のボクシング用語で誤解されてるようなもんやない。あれはひじを上げてしっかりガードして、目の位置を狙えいう意味。亀田スタイルの基本や。それに今のグローブはサミング出来へんように親指のところが縫い付けられてるから、サミングなんて出来るわけあらへん。俺が大毅に反則をさせるような事は絶対にあらへん」と反論している。また、史郎は「大毅の反則行為は、故意ではありません。大毅の若さ、精神的な未熟さが出た結果だと思います。」と述べている。

 しかし、亀田家の主張は本当であろうか。大毅はずっとひじを上げてしっかりガードしていた。既にひじを上げてしっかりガードしている、いやそれしか出来ていないのにさらにしっかりひじを上げてガードすることを指示する必要があるのか?あの状況で「ひじでもいいから目に入れろ」とは、目潰ししろと言う意味にしか取れないではないか、さらに勘ぐれば、解説者が言っていたように瞼の出血を激しくさせてテクニカルノックアウトを狙う作戦だったとしか思えない。

 親父史郎の言う「大毅の反則行為は、故意ではありません。大毅の若さ、精神的な未熟さが出た結果だと思います。」もおかしいだろう。大毅が精神的未熟以前におまえ自身が一番未熟であることは明らかである。亀田家の諸悪の根源は、父史郎であろう。反則行為は故意ではないと言うが、では大毅は今まで何回プロの試合をしているのか?一応、プロなのであるから無意識で継続的に反則することは通常考えられない試合の最初から最後まで続いた各種のありとあらゆる反則行為は亀田家が立てた作戦以外の何ものでもないことは明白である。意図的でなく、これだけの反則を無意識に繰り出したとしたら大毅は、まだボクシングが何たるものかも理解しきらない大馬鹿者であり、その時点でボクシングを行う資格は無いのである。

 日本ボクシングコミッション(JCB)は亀田家の処分を検討するようであるが、ここで真剣な処分を行うか、否かでボクシングのこれからの評価が決まるであろう。ボクシングのルールを無視して、やりたい放題の大毅反則行為を指示する興毅と史郎試合前から相手を威嚇する史郎全てボクシングの品格を完全に落としめる行為である。仮に亀田3人組の処分が軽いようならボクシングは、プロレスやK1、プライドと同レベルになる。いやK1の方がましかもしれない。少なくとも亀田家に比べたらK1選手の方が格闘家としての礼節を守っている。そういう意味では、亀田家は最低である。礼節がない。

 格闘をやる者が礼節をわきまえなければ、野獣である。獣である。私は亀田家に獣を感じる社会的な獣である。最近あまり見ないが、ボブサップなんか、獣ぶっていたが、社会的には良いおじさんであろう事は、テレビを見ていて感じる。亀田家から感じるのは、反社会性のみである。昔のプロレスは主役と悪役とに別れたショーであった。反則でも何でもあった。それはお互いに選手の納得ずくでやっていたのであろう。今回の亀田家の反則は卑怯以外の何ものでもない

 この随筆を書いているだけで自分自身が不快になった。この不快感は何とも言えない。JCBには亀田家3人をボクシング界から永久追放するくらいの厳しい処分を望む。録画をプロが確認すれば、全て分かるはずである。JCBが自浄能力を有しているか、否かが試されているのである。日本相撲協会の二の舞は演じて欲しくないものである。 

(2007年10月14日 記)

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